夫(在宅フリーランス・動画編集者)

42歳夫、血便からの緊急入院!【大腸憩室の疑い】

もくじ

血便……からの下痢&大量下血!まさかの緊急入院

2019年9月6日(金)、いつも通り自転車で、普通に会社から帰宅した夫。
夕食後、「血便が出たわ~」と言っていました。実は昼にも血便が出たらしいのですが、特にお腹が痛い・熱がある・吐き気があるということもありませんでした。

また、去年の健康診断時に血便で引っ掛かった時は「便秘がちなのでおケツが切れていただけだった」というエピソードもあったので、特に気にせずそのまま就寝。でも一応念のため、次の日(土)の朝、かかりつけの内科を受診しました。

病院では「鶏肉とか食べた?」の質問

かかりつけには夫のみで受診したのですが、先生からは「鶏肉とか食べましたか?」という質問をされたそうです。血液検査やおケツを綿棒で採取?する検査などをしてもらい、抗生剤と整腸剤をもらって帰宅。

お薬を飲みつつ「たしかに2日前、夕飯に鶏肉食べたな~」とか話しながら、家族での休日お出かけをこなしました。夫は途中でエナジードリンクを摂取。そして夫の希望であった「モスバーガー」を夕飯に食べ、帰宅。

帰宅後から下痢に

帰宅後から徐々にトイレへ行く回数が増え、トイレから出てきてはまたすぐトイレに行くという状態に。
下痢でさらに血便だそうで、実際に見せてもらいましたが……たしかに赤い絵の具を少しだけ薄めに溶いたような、鮮血感のある赤でした。

ここで「何度も血便が大量に出てるし、救急車を呼んだ方がいい!」と私が判断できれば良かったのですが、
・普通な感じの夫
・生理慣れしている私
という要素もあり、判断が悪かったな……と後でめちゃくちゃ後悔しました。

その後、「貧血感」と気持ち悪さではなく「気分の悪さ」を訴え始めた夫。「病院行くべきかな……」と言うので「行っとこう!」となり、しんどそうではあるが普通の状態の夫と娘2人を車に乗せ、とりあえず車で30分弱ほどの「夜間診療」へ向かうことに。夜20時すぎ頃でした。

私の運転で「夜間診療」へ

写真はイメージです

夫と普通に会話をしながら向かっていて、診療所まであと数十メートルというところで夫が突然「あー、しんどいわ」と一言。
「手でも握っとく?(笑)」と声をかけるも反応がないので、夫の方を見ると……なんかおかしい? 呼びかけるも無反応、半白目。「えっ?寝てる?」そう思った瞬間、車の中でジャバーっと下から放出する音が。

「うわっ!大丈夫!?大丈夫!?」と声をかけるもそのまま反応なし。慌てて道の端に車を止め、救急車を呼ぼうとするも、テンパってスマホ操作にもたつく私。電話マークのアイコンがどこにあるか分からない!

そうこうしているとすぐに夫の意識が戻り、「大丈夫よ」と……えぇ!?
夫が意識を失ってから戻るまではほんの1~2分だったと思いますが、めちゃくちゃテンパりました。死んだかと思ったー!

とにかくもう目と鼻の先の「夜間診療」へ車を進めることに

意識が戻った夫の言葉に従い、もう目の前の「夜間診療所」にとりあえず向かうことに。(本当に目の前だったので)
着いてすぐに私だけダッシュで診療所に駆け込み、「すみません、これこれこうで……!!!」と事情を説明。

テンパってて何を言ったかあまり覚えてないのですが、たしか「来る途中で夫が意識を失い、大量に漏らしてしまって……今は意識があるんですが、動けない状態なので車まで見にきてもらえますか」とか言いました。私スゴくない!? よく頑張った!!!

あらかじめ内科の先生がいたのを確認してから夜間診療へ向かったのが本当に良かった! すぐ先生が出て車に来てくれ、テキパキことが進みました。

夫、5年ぶり2回目の「救急搬送」

結局その時点では血圧が低すぎて測れない状態で、さっき下からジャバーっと漏れたのは大量の血便でした。すぐに救急車が呼ばれ、近くの総合病院へ運ばれることに。

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■実は夫が救急搬送されるのは今回で2度目。前回は5年前、「会社で昼食にカップラーメンを食べたらお腹が痛くなった、運転ムリだから迎えにきて……」という電話を受けて迎えに行き、帰宅途中にどんどん調子が悪くなり、自宅前に着いた頃には手足のしびれなどがあって車から動けない……という状態に。
そんな状態になったのは初めてだったし、本人が回らないろれつで「救急車を呼んでくれてもいい」と言ったので、とにかく救急車を呼ぶことになったのでした。

夫の実母は40代で脳卒中を起こし、現在は要介護認定を受けています。夫も少し血圧が高めなほうではあるので、本人曰く「手足がしびれてきて、脳卒中かもしれないと思った」とのことでした。
結果は「急性胃腸炎っぽい」とのことで、1日入院に。手足がしびれたりろれつが回らなくなったのは、焦りと大量不良からくる“過呼吸”が原因だそうでした。

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話しは今に戻り、夫が救急車に乗る前のいろんな処置をされてる間に、私は夫の住所や名前を書いたり保険証を出したり。娘2人は最初「怖い~(´;ω;`)」と抱き合って私のそばにいましたが、診療所の方々がいろいろ相手をしてくださって落ち着いたよう。

そして実母に電話するも、電話に……出んわ……(ヽ´ω`)
義叔母と義妹には連絡がつき、これから向かう総合病院へ来てくれることに。

めちゃくちゃ優しかった救急隊員さん! 感謝しかねぇ! ホントにありがとうございました!

「もしかしたらすぐ同意書を書くことになるかもしれないから、救急車のすぐ後ろを車で付いてきてください」って言われたものの、総合病院へは一旦バイパスを通るため(私はパニック障害になってから自分の運転でバイパスが通れない)「どうしよ……」となっていたところ、夜間診療のおばちゃんがワケを聞いて救急車の方に言ってくれました。

そしたらめっっっちゃ優しい救急隊員の方が「じゃ一緒に乗っていこ!うん、そうしよう」と、どうすれば良いか悩む私の不安を吹き飛ばすように言ってくれて。
そして子どもたちにも「びっくりしたね~?大丈夫だからね~」って声かけてくれて! 優しいしイケメンだし私キュン死。私と娘2人も一緒に救急車で総合病院へ。

ちなみに夫は一瞬意識を失ってすぐ戻ったあとはそのまま意識があったので、しんどいながらも喋れる状態。救急車のなかで先生の質問に対し、自分でいろいろ答えていました。

その後、「夜間診療」でやることは?

写真はイメージです

・置いて行った車の移動
・夜間診療での支払い2,000円ちょい


とりあえず急ぎの事態だったので、この2つは「○時~○時まで開いてるんで、都合の良いときに」と言ってもらえ、車と支払いは残したまま夜間診療を後にしました。
夜間診療の方、めちゃくちゃ優しかった! 感謝です!

総合病院に到着

写真はイメージです

救急車で総合病院に着いてからは、付き添いの私たちはとにかく待ち。総合病院の「夜間救急待合」のところでひたすら待ち。

この日は夜間で来た患者さんがとっても多かった印象。さらには、さっき居た「夜間診療」にもう1台救急車が来てて、夫と同じタイミングで総合病院に運ばれた方もいました。

お医者さんや看護師さん、ほんと大変……!!!!

座って待っている間、長女と次女はとても不安そうでした。でも「ここは病院だからね~、しんどい時に来る場所だから大丈夫だよ」とか言ってなだめてみたり。
しばらくすると義叔母たちが到着。一気に安心感が……。子どもたちによく構ってくれるので、本当に助かった!

しばらくすると看護師さんが来て、処置の説明がありました。説明造影剤を使ったCTとかやります、とのこと。紙に(たぶん同意書)にサインしたのち、また待ち。
しばらく時間がかかりそうだったので、一旦さっきの「夜間診療」に戻り、支払いと車の移動をすることに。

夫の妹さんの車に次女と一緒に乗せてもらい「夜間診療」へ。長女は「義叔母と待ってる~」というので病院で、義叔母と一緒にそのまま待機。

今回行った「夜間診療」と総合病院はとても近かったので、ほんとにありがたかったです。たぶん今日みたいな事態があるから、近い場所に作るんだろうな。

「夜間診療」で支払いをすませ、みなさんにお礼を言って、自分の車で「夜間診療」を後にしました。
「夜間診療」でのやることはこれで全部終わりです。

夫の血便、原因は?

総合病院に戻りしばらく待っていると、名前を呼ばれて夫と先生のいる緊急処置室みたいなところへ。夫は安定しているようで普通に起きていて、受け答えもハッキリしてました。

そして先生の説明を受けます。検査してみた結果、どうやら「大腸憩室の疑い」とのこと。
便秘や大腸内の圧力の変化などによって大腸の壁の部分に小さな袋ができ、(この袋は40代以上になると10人に1人くらいはできるらしい)この袋のあたりから出血するのだそうです。

出血する原因としては
・その袋に便などが溜まり、炎症を起こして出血する
などが考えられるそう。あまり出血が多かったり出血が止まらなければ輸血の必要もあるけど、夫の場合は止血剤がきいたのか、輸血しなくても大丈夫、とのことでした。

万が一輸血が必要になったときや、処置に関する同意書にサインしたりはこの時に書きました。ちなみにこの説明を聞いている最中、抱っこしていた5歳次女は寝ました。マイペースやな……まぁ夜だしね。疲れたしね。
その後、夫はHCUへ入るとのことで、一緒に付いて行って場所を確認します。爆睡した次女は義叔母にお願いし、最初からいた夜間救急の待合で待っててもらうことに。私と長女と義妹で付き添いに向かいました。

初HCUに緊張

写真はイメージです

HCUとは「High Care Unit」の略で、「高度治療室」のこと。集中治療室ではないので、いつでも対応できるような広ーい通路に、カーテンで仕切られてベッドが数台置いてあります。
HCUに入る時は事前に準備したり手を消毒したりするので、隣の「家族待合室」へ一旦入ります。患者側も付き添い側も、面会の準備が整ってからのHCU内での面会……となるよう。

HCUの前に着くと夫はそのままHCUに連れて行かれましたが、私達は家族待合室に通され、少し待機。その間に看護師さんが来て、入院に関する説明やわりと多めの書類を渡され、それに記入します。
全て書き終えたらHCUに入って来てください、とのこと。もうそろそろ11時。眠い目をこすり疲れた体にむち打ちながら書類を書きます。全部書くまで帰れま10……(ヽ´ω`)

やっと書類を書き終え、HCUに繋がるインターホンを押してHCU内へ。
夫はもう普通に会話もできるほどで、ほっと一安心……。HCU内では「通話はできないけど、LINEとかメールはOK」とのことでした。へぇ!そうなんだ!?ということであらかじめ持って来ていた夫のスマホとモバイルバッテリーを置いておくことに。

自宅での様子から「下手すれば5年前と同じく、1日入院もあり得るかも」と思っていた私は、モバイルバッテリーやケーブルの準備もバッチリOK。できる妻やな~(白目)

HCUの面会は朝・昼・夕に分かれていて、長くても30分程度とのこと。さらに小学生以下は不可、とのことでした。状況的に安心なうえHCUは付き添い不可なので、当日の付き添いはこれにて終了。

写真はイメージです

あとはとりあえず次の日に、
・着替えのパジャマ
・その病院の診察券
・当日朝、内科を受診したときに貰った薬
を早めに持ってきてください、との事だったので、次の日朝イチの面会時間で夫の妹か持って行ってくれることに。またね~とHCUを後にしました。そして車で帰宅。

さすがに大変だったのと、私にパニック障害があって私と子どもだけでは夜を過ごせないので実母に泊まりに来てもらうことに。
実母が来てくれた事で、娘たちもかなり気が紛れたよう。良かった……疲れた……(ヽ´ω`)帰宅したのは夜中の0時過ぎ頃。波乱の1日目が終わったのでした……。

つづく。

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ABOUT ME
tomosato
1984年生まれ。 長女ひなこ(9)・次女はづき(6)を育児中のwebライター。 骨折すらしたことがなかったのに、2017/7/10に受けた子宮頸がん検診で「高度異形成」が発覚。 2017/8/24に円錐切除術を受けました。 ・パニック障害あり(パキシル服用→減薬→現在は服用なし) ・心配性。 娘2人がメインのyoutube【ひなはづチャンネル】やってます! (チャンネル登録よろしくね) ご依頼・ご相談は【お問い合わせ】からお願いします!