食洗機買うなら大容量がおすすめ。パナソニック卓上型食洗機を使ってみた口コミレビュー

使ってみたレビュー
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毎日の食事作りと、その後に必ず付いてくる「食器洗い」。地味に大変でキツい家事の代表選手ですよね。

ちょっと古い情報ですが、2015年にパナソニックがおこなった調査によると、

・食器洗いの頻度は「1日に2回以上」が91.4%
1回あたりの所要時間としては平均19.4分
・1日に2回食器洗いをしているとすると、年間で14162分と約236時間、約10日間もの時間を食器洗いに費やしている

という結果が出ています。(対象:20~50代 女性70名 2015年7月 PR TIMESより)

つまり、多くの人にとって食器洗いは労力・時間共に、確実に大きな負担になっているよう。
もちろん「こまめに洗うから苦にならない人」「食洗機を導入してまで……ねぇ?と思う人」などいろんなタイプがいるでしょう。

ちなみに私はコーポ型アパート4人家族ワンオペ時代、「こまめに洗えばなんとかなるけど、食洗機あったら便利よね~。でもアパートだから置くところがないわ」で購入していなかったタイプです。

そんな我が家も、4月に一軒家の借家に引っ越し、ついに食洗機を購入しました。現在は“実親と同居・妹が出産で里帰り中”という環境の7人(乳児入れて8人)家族です。

導入したのはパナソニック卓上型食洗機「NP-TZ300W」(5人用タイプ)。

[5年延長メーカー保証無料進呈]パナソニック NP-TZ300-W[NPTZ300W]卓上タイプ食器洗い乾燥機[食洗機]

食洗機を使い始めてまだ1ヶ月程度ですが、感想としては「本当に買って良かった!マジで2021年のベストバイ」です。

詳しくご紹介していきましょう!

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購入した食洗機のスペック!~大きいの選んどけば間違いない~

こちらが我が家が購入した、パナソニック卓上型食洗機「NP-TZ300W」。

このモデルは40点(約5人分)の食器を収納可能。
購入時の価格はAmazonで99,000円(税抜き)。我が家はヤマダ電機の店舗で購入し、税・設置費用・分岐水栓代等含め12万円ほどでした。(貯まってたヤマダポイントを全部ぶっこみました)

我が家のキッチンへの設置方法

サイズは縦約60cm、横約55cm、奥行き約35cm。一軒家の対面カウンターには、扉をシンクの方へ向ける形で置くことができました。

横幅も奥行きも、けっこうギリギリ。でもカウンター内にINできました。

排水ホース&電源コードは、後ろから出てカウンターの角に添わせるように設置。

分岐水栓までGO。黒っぽい電源コードは、この先にあるコンセントまで走ります。これらはすべて業者さんがやってくれたので、設置の仕方などは大丈夫なはず。

こまごましたものを含めれば40点入りそう

お皿を40点となるとムリですが、お皿を始めお箸やパッキン、おたまやまな板など、いろんなものを入れるなら40点入りそうです。

我が家で夜、通常稼働させるときはこのくらいの量。(日により増減あり)

7人家族といっても、2人くらいは食事の時間が違うので、一度に入れるのは5人分くらい。大きなフライパンや鍋などは隙間があれば入れますが、入らない場合は手洗いします。

食洗機を使う頻度&使い方は?~電気代&水道代は気にしなくていいぞ~

新しい借家は電化住宅で、深夜電力が安くなるプランです。
とはいえ基本的に7人家族(基本的にと書いたのは家庭の事情です)で、在宅ワーカーである私・夫と、出産里帰り中の妹(+乳児)は日中も家にいるため、朝食の後の食器のほかに昼食分の食器も発生。

稼働は基本的に午前中1回、夜1回のペースで食洗~乾燥まで。庫内をほぼMAX状態にして使っています。

電気代・水道代に関しては……

深夜電力が安くなるけど、結局夜の食洗機は22時~23時頃に使っているので、深夜電力の意味はなし。
パナソニック食洗機を使い始めてからまだ1ヶ月程度かつ、引っ越してすぐ購入したこともあり、電気代や水道代の詳細な変動はいまいちつかめていません。(ほんとごめん)

ただし、うわー上がったな! 的な印象はまったくなく、食洗機を導入したことで電気代が大きく上がった、ということはなさそうです。

水道代に関しても、引っ越したばかりかつ人数が増えて水の使用料が基本的に上がっているので、どのくらい節約になっているかもちょっと不明。(ほんとごめんて……)

でも水に関しては、大量の食器を手洗いするより、食洗機を使った方が確実に節約できていると感じます。限りある資源、大事に使いたいね……!

食器の並べ方が腕の見せどころ

パナソニック食洗機NP-TZ300Wは、内部にお湯を出す“吹き出し口”的なものが3カ所。そのうち2つは羽根型であり、ひとつは微妙なところについています。(この位置だから食器をキレイに洗えるんだと思いますが)

動きや回転を妨げないように、かつ、できる限り食器のくぼみなどに水が溜まりにくいよう並べる必要があるため、慣れるまではやや悩むかもしれません。

でもこの食洗機は、並べやすいよう籠が引き出せるようになっている&ひっくり返したり部品を付け替えられるようになっています。コツさえつかめば無駄なく食器を設置可能。

夫曰く「これはもはやパズルゲーム」とのこと。頭の体操になれば一石二鳥ですね!(違)

上の棚を外せば、背の高い麦茶ポットや水筒も洗えます。最近はいろんなものがおよそ食洗機対応になっているので、わざわざ選んで買った食器でなくても遠慮なくぶっ込みやすくてgood。ありがてぇ!

でも私はまだまだパズルスキルが足りないらしく、水溜まりを作ってしまいがち。

ちょっと分かりづらいですが、がっつり水が溜まってます。

コップの底の少しのくぼみにも。
洗浄~乾燥までやってくれるのに、かごを動かした拍子に乾いた食器に水がかかってしまうのはなんとも悔しい。自由度が高い反面、置き方にコツがいるのがちょっと気になるかな~?

でもそれ以外は全く不満なし!

洗浄力は手洗い以上

食洗機は便利と言うけど、気になるのはその洗浄力ですよね。パナソニックNP-TZ300Wは汚れに応じて、洗浄力を5段階で選ぶことができます。

ボタンがディスプレイタッチ式になっているのが超オシャンティ。ボタンに汚れが溜まる心配がなく、掃除しやすいのも高ポイントです。

普通に使った汚れの場合、通常は3で稼働しています。

カッピカピに乾いた次女のふりかけご飯後のお茶碗があれば、4か5で。

次女のカピカピお茶碗も、水に漬けてなくてもこの通りピッカピカに! 洗浄力はホンモノです。まじでスゴイ!

洗浄は熱々のお湯で洗うらしい

こんなにキレイに洗えるのも、50℃以上の高圧水流で洗浄しているから。食洗機の天井からフェイシャルエステ並みの湯気が出るほど熱々なお湯で、食器も庫内も除菌しながら洗います。

洗ったあとは乾燥までしっかりと。
1回の稼働時間は洗浄コースなどによりますが、約80分前後。夜洗って、朝に食洗機の扉を開けても、微妙なニオイとかは全くなし。熱々洗浄しているからこそですね!

ちなみに洗剤投入口は一番下。

真ん中の穴に入るよう入れれば良いみたい。ジェルボール的な食洗機用洗剤も使えます。

食洗機を導入して、楽に時短! ~つべこべ言わずにマジで買うべし~

食洗機を導入したのが4月下旬なので、4月初めから下旬までは7人分の食器を手洗いしていました。

我が家は現在、夫が主にキッチンを担っているので、夫がメインで洗っていましたが、やはりめちゃくちゃ多いので、私も手伝っていた感じです。

昼は子どもたちや両親が仕事や学校で居ないので、食器の量も数点ほど。(とはいえ、毎日だと大変です)
夜は7人分あるので、2人がかりでも15~20分くらいはかかります。

朝昼晩、5分+5分+15分としても、一日25分は食器洗いのために立ちっぱなし、食器洗いという業務だけにかかりっきり。一週間、一ヶ月ともなると土日祝も入るので単純計算分+aです。

それが食洗機を導入したことにより、夫はフライパンや鍋など大きいものを手洗いする+食器を食洗機に並べてスイッチオンする、くらいに業務が減りました。それプラス、合間で発生するお茶やコーヒーを飲んだコップなどを洗う程度です。

私はというと……ほぼ食器を洗うことがなくなりました! さらに「夫がやってくれてるんだから私もやらなきゃ」という“申し訳ない感”が減り、気持ち的にとても楽になりました。

心身共に楽に!

また、ずっと立ちっぱなしで食器を洗うことがなくなったので、私に関しては足のだるさがなくなりました。
毎日食事を作ってくれる夫は、やはり食事を作る時間は立ちっぱなしになるのでだるいそうですが、食洗機を導入してからかなり楽になったようです。

ちなみに夕飯は、食材配達サービス「ヨシケイ」を利用しています。
育児中の時短テクは「考える時間を減らすこと」から。食材宅配サービス「ヨシケイ」で簡単・ヘルシー・時短の夜ご飯!

質は落とさず、自由時間が増えた!

誰にでも1日は24時間。でも一人暮らしの方に比べ、育児に家事に仕事にと活動しっぱなしの方は、とにかくまとまった自由時間が取りにくいものです。

食洗機を導入すると、今まで食器洗いに費やしていた時間が自由時間になります。しかも場合によっては、手洗いよりキレイに洗えます。一人暮らしの方はもちろんですが、子育て家庭にはマジで導入して欲しい!

今まで「キッチンを広く使いたいし」「分岐水栓工事がアレ」だしとか言って導入してなかったのが、本当にもったいなかった。モノにより金額は大きくなりますが、それだけの価値があります。

食洗機導入時の困ったことは?

卓上型食洗機には分岐水栓をつけるタイプとつけないタイプがあります。
分岐水栓をつける型のメリットは、食洗機を使うたびに水を手動で入れなくて良いことです。「水を入れるぐらい~」と感じますが、1日に1・2回、毎日必要な動作がワンアクション多いと、やっぱり面倒になりがちです。

我が家はこの分岐水栓で一悶着ありました。

分岐水栓が付かない?

我が家はヤマダ電機で設置まで込みで購入したので、設置前にヤマダ電機の方?契約業者の方?が、設置可能かどうか確認をしに来ました。
その日は「設置可能」とのことですぐ帰られ、数日後、設置のために食洗機が搬入されたのですが……ここで問題発生。

我が家の賃貸一軒家キッチンは、手元をうえに上げると水が出るタイプ。本体(シルバーの部分)は元々2段になっていました。
食洗機のホース設置のための分岐水栓は、2段目を外し、真ん中に取り付けるらしいです。写真ではすでに分岐水栓(赤く囲んでいる部分)が付いている状態で、3段になっています。

食洗機が搬入され、いざ設置しようというときに起こったトラブルは、なんと“2段目が外れない”というもの。その日食洗機を取り付けに来たのは、前もって水栓の状態を確認しに来ていた人でしたが「外れなくてどうにもならないので一旦持ち帰ります」とのことでした。

まさかの「そちらで水道業者を頼んでください」

結局、

・借家だし
・2段目が外れないし
・ヤマダ電機が提携している水道業者がいないし?

ということで「そちらで水道業者を頼んでほしい(水道業者なら外せるらしい)、費用は持たんけど」と言ってきたそうで、食洗機購入から設置のやりとりなど一連を担っていた夫が「それはおかしいやろ」と何度かやりとりした結果、なんとかして設置してもらえました。

こういうやりとりとかが発生するのがイヤだから、分岐水栓工事が必要な食洗機は足踏みしちゃうのよねぇ。でも大型になると、やはり分岐水栓は必須になる傾向にあるよう。
1人用~3人用であれば、分岐水栓なしのほうが使いやすいかもしれません。
【参考サイト】価格.comマガジン『シロカの「工事なしで使える食洗機」が思った以上にアリ! でした』

分岐水栓不要の「卓上型食器洗い乾燥機」おすすめ4つ!

大人数でも、少人数用食洗機を併用して食器洗いの負担を軽減すれば全然違うと思います。アレだったら2回に分けて使っても良いし。

今はアパートでも使いやすい「分岐水栓無し」タイプも種類が多いので、ご家庭のスタイルに合わせて導入してみても。転勤が多いご家庭や少人数のお家、しばらくアパート住まいという方にもおすすめです。

分岐水栓工事不要で使える「卓上型食洗機」

■アイネクス 卓上型食器洗い乾燥機

AINX 食器洗い乾燥機 AX-S3 W【工事不要型】卓上型 食器洗い 乾燥機アイネクス 食洗器 食洗機 食洗 乾燥器 新生活 母の日 一人暮らし 核家族

こちらは分岐水栓あり・なしに対応している、タンク給水可能な食器洗い乾燥機です。
購入後、分岐水栓工事をしない場合はコンセントを差すだけですぐ使えるのがとっても便利!

容量はおよそ3人分で、洗浄食器点数は約16点。洗浄コースは5種類+庫内乾燥モードがあります。
55℃~75℃のお湯で洗浄するため汚れ落ちが良く、その後は75℃の風で10分、送風で50分の乾燥をおこないます。

設置する際に必要な底面は40cm×36cm+a。パナソニックの卓上型コンパクト食洗機「プチ食洗」が47cm×30cmなので、コンパクトかつ大容量な最近の食洗機としては一般的なサイズ感です。

ただしタイマーが付いてないので、予約しておいての洗浄は不可。(予約機能ってあんまり使わない気がしますが)

■アイリスオーヤマ 食器洗い乾燥機 ISHT-5000

アイリスオーヤマ 食器洗い乾燥機 ホワイト ISHT-5000-W

こちらもタンク給水式の卓上型食器洗い乾燥機ですが、こちらは分岐水栓対応は無し。容量はおよそ3人分、15点の対応となっています。

コースは4種類、すすぎの最後は加熱すすぎをするそうで、コースにより温度は約65℃や約70℃など、違いがあります。
乾燥の際はヒーターを使わない送風のため電気代節約になるそうですが、高温にならない分、庫内のニオイとか乾燥力はどうなんだろう……ちょっと気になります。

サイズは約42cm×44.5cm。見た目がシンプルでオシャンティなのがポイント高めです。

■シロカ 食器洗い乾燥機 SS-M151

コンパクトかつ大容量の卓上食洗機で悩むなら、ぜひ候補に入れたいのはシロカの食器洗い乾燥機です。
こちらも工事不要ですぐ使えるタンク式ですが、分岐水栓を使っての利用も可能。

収納容量は約16点で、洗浄コースは4つ。あらゆる角度から洗浄できる「360度キレイウォッシュ」で、汚れ落ちが良いとのこと。
こちらも乾燥は送風、タイマー付き。底面は約42cm×43.5cm、見た目のスタイリッシュさも魅力的です。

■【番外編】Tetla(テトラ) ディッシュウォッシャー

Heatworks 公式サイト

こちらはアメリカの企業「Heatworks」から発売されている、コンパクト型卓上食洗機です。容量は少ないですが、めちゃくちゃオシャレ、そしてどこに置いても使える“まるで水槽のような”佇まいがウリです。

洗浄時間は10分で、スマホを使っての遠隔操作も可能とのこと! 価格は約300ドルとのことですが、残念ながら日本での発売はまだのよう。
【参考サイト】TECHABLE『遠隔操作も可能!メリットたくさんのスマート食洗機「HEATWORKS TETRA」』

意外な盲点も? Amazonや楽天の「テキスト評価」をチェックすべし

Amazonや楽天で何か商品を購入する時、星の数だけ見て決めちゃってるなら、それはちょっと待った!
実は、しっかりチェックすべきは「文字での評価」。本当に自分に合うかどうかは、評価をしっかりと読み込んでから考えましょう。

例えば、タンク式の食洗機は手軽で便利だけど給水口が上部に付いていることが多いよう。キッチン周辺に置くと、身長が高くない人は給水のたびに注ぎにくく、大変なんだとか。

また、窓がない食洗機は食器が引っかかってノズルが回ってない場合、気付きにくいという情報も。気になるアイテムは星の数だけでなく、良い評価および悪い評価の口コミ文章まで、しっかりと読み込むのが大切です。

「食洗機は悩まず買うべき」は本当に本当!

食洗機って高いし、人によっては“手抜き”なんてイメージもあるし、頑張って手洗いすれば済むことだし……なんて、導入に二の足を踏んでしまうことも多いかと思います。

でも、納得できる食洗機を購入すれば本当に、全てにおいての負担が激減します。
食器を洗いながら子どもに「ちょっと待って!分かった分かった、後でね!」って言わなくて良いし、子どもを寝かしつけた後のフリータイムを食器洗いに費やさなくて良いんです。

「やらないといけないこと」を減らすことで、大人も子どもも心身共にゆとりができるのではないでしょうか。よく節約のコツで「固定費を減らせば大きな節約になる」と言われます。食器洗いや洗濯、掃除も、言ってみれば家事の“固定費”です。

現在、洗濯機はどの家庭にも当たり前にありますが、お掃除ロボットや食洗機はまだ当たり前にはなっていません。でもこれからはどんどん導入する家庭が増え、使うことが当然な社会になっていくでしょう。

欲しいな~と思ったときがタイミングです。衝動買いではなく、しっかりと吟味して納得の一台を購入するなら、その後の生活は大きく変化するはず。

ぜひぜひ、ご家庭のライフスタイルに合った食洗機を導入してみてくださいね!

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