自分の育児に「自信」、ある?
“子育て”って初めてだらけですよね。妊娠が分かってビビったし、日々大きくなるお腹にビビったし、初めて赤ちゃんを抱っこしてビビったし。少し気になることがあればネットで調べたり、ママ友に聞いてみたり。
で、同じく全部初めてなのに、なぜか数人育てただけで知ったげに「新米ママ」にアドバイスするひと、いますよね。
私です。(どーん)
ママ友に対して育児に関する持論をひと通り展開したところ、「Eテレの育児番組みたいだったわ」と言われたので“コメンテーターtomosato”、思ったことをブログに書いてみます。誰かのヒントになればいいな。
キッカケはママ友の“叱り方”
先日、次女(4歳)つながりのママ友が遊びに来てくれたんです。めっちゃ気の置けない、素敵なママ友。そのママ友の子(4歳)はウチの姉妹と楽しく遊んでいたんだけど、姉妹がYouTube上のダンスを真似して踊り始めた途端に「見ない! 好きじゃない!」と激ギレしちゃいました。
ママはそこで「そういう言い方は良くないな! ごめんなさいは?」と。後ろから抱きかかえる形で諭していました。
私が引っかかったのは、その「叱り方・諭し方」です。
けっこうやりがちだと思うんだけど、なんでも「ごめんなさい、でハイ、解決」をやってしまうと、「ごめんなさい」の言葉が“形式化”しちゃう気がするんですよね。何やっても「謝れば済む」と理解してしまい、相手の気持ちまで考えようとしなくなってしまうかもしれません。
そしてまず子どもに大切な話をするときは、正面から相手の目を見て話すことが大事です。“思いの大きさ”が伝わります。
本当に教えたいのは「言葉」じゃなくて「気持ち」なのよ
小さな子どもは特に、まだ生まれて数年。「もし自分がそんなこと言われたらさ、どう思う?」って聞かれたら、子どもとしての素直な気持ちはきっと
「さぁ…………?」
じゃないでしょうか。
知らない・分からないことを強引に想像させようとするより、「もしそんなことを言われたら、お友達はこう思うんだよ」という“一般論”を教える。それが親の、というか大人の役目だと思うんです。
以前私も、ウチの次女に言ったことあるんですが、
「こうされたら、嫌じゃない?」と。
次女は神妙な面持ちで
「嫌じゃない……」
と答えました。
そぉかぁ…………
で話が終わったのを鮮明に覚えています(ヽ´ω`)
仮に次女が適当に返答をしていたとしても、適当に返答をするくらい「よく分かってない」ということなのかなぁ、と。
「ごめんなさい」ってどういうことなのか。なぜそれを言う必要があるのか。
本当に理解してくれたら、多くの子は「ごめんなさい」が必要になる行動は起こさなくなると思うし、いざ本当に「ごめんなさい」な気持ちになればちゃんと言えると思うんです。
分からんけどね。2人しか育ててないシロウト母だし。
まずはその子の「思い」を知る。
・その子がその時、なぜそう言ったのか
は常日頃から気にしておきたいところ。
何かよろしくない発言があったとき、親はその「発言」を責めるのではなく、「なぜその発言をしたのか」を聞いてみる必要があります。なぜなら、理由を聞かずに叱ってしまえば、その子の思いを「否定」してしまうかもしれないから。
親はまず、我が子を肯定することが大切です。だって自分たちが産んだ子。責任を持って「生きるために必要な自信を持った子」に育つよう、努力しないといけないと思っています。
子どもが親を選んで生まれてきたんじゃなく、親が子どもを作ったから、だから責任は全て親にあります。
子どもが頼れる、思いきり自分を出せる、世界で1番大好き! それが「親」です。いつもそばにいてほしい、世界で1番自分を大好きでいてほしい、自分をまるっと受け止めてほしい、そんな存在の親に「否定」されてしまうとどうなるか?
きっと親に「肯定」してもらえるよう、自分を創るワザを身につけていきます。逆にいえば自分が無くなってしまう、もしくは自分を押し殺す。そのフラストレーションは、成長していく過程でいろんな形であらわれてくるでしょう。
でも「肯定」するって難しいよね。だって「やったらイカンことをやるから親は叱ってる」から。だから「なぜその発言・行動をしたのか」をまず、澄んだ瞳で聞いてみるんです。
威嚇せずにピュアな心で聞いてみると、意外と本心を話してくれたりします。
お友達が激ギレしちゃった理由は?
最初の話に戻りますが、かたくなに「それは見ない!」と激ギレしていたお友達は後から聞いてみると、
「だって自分が1番ダンスが上手いから、(ほかの子が自分の知らないダンスを上手に踊ってるところを)見たくなかった」
と言ったのだそうです。
そっかそっか。
・自分はダンス上手!という自分なりの自信がある
・流されず自分の意志を貫ける
これは素晴らしいと思うなぁ。
しかしママ友は、その返答を聞いて言葉に詰まり「そっかぁ……でもママは、見て欲しかった」と言ったのだそう。後で連絡がきて、「それしか言えなかった……」って言ってました。ニュアンスから分かりますが、どう返せば良いか分からなかったよう。
「肯定しながら諭す」にはどうするか
「子どもに伝える」ってめちゃくちゃ大変です。
まずは「自分はダンスが上手だ」という思いを肯定します。ここで実際は上手じゃなかったとしても「そんなに上手じゃないじゃんwwwwww」は言ってはダメです。
大人でもそうですが、言ったことに対して否定やダメ出しが続くと「腹が立つ or 悲しくなる or 自信を失う」とかになります。そうなるともうわざわざ自分の思いを言うのがバカらしくなるので、言わなくなっちゃいますね。
「子どもが自分の思いを言ってくれる」ことって、実はめちゃくちゃありがたいし大切な事です。安心・信頼できる人じゃないと本当の気持ちって言えませんから。
そして、もしダンスや動画を見ていたら、どんな考えうるメリットがあったかという事を伝えます。たとえば、
・他の人のダンスを見たら、もっとダンスが上手くなれるかもよ
など。
でもその後、見るか見ないかの選択は自由だよ、と伝えます。見たくないものを見るほど苦痛なことはないので。
ということで、私がママ友に送った私なりの返事の例としては、
「そっかぁ、○○はダンスめっちゃ上手だもんね~! でも、他の人のダンスも見ると、もっと上手になれるかもよ~。まぁ見たくなければ見んでいいんだけどね~」
な感じです。もちろん、人が楽しく見ているものを「見たくない!」と激ギレするのは良くない、という事も伝えます。
本人の思い&自信は大切にしながら、メリットと選択肢も提示して「本人に考えてもらう」こと。
この考え方は私が大人になってからめちゃくちゃ大事だなぁと感じたことなんですが、自分が選んだことだから良い方向に行けば自信になるし、悪い方向にいけば「どうすれば良かったのか」を考えるようになる……と思うんです。
分からんけど!
大人になったとき、なるべく楽に生きられるように
何もなく生きられるとすれば、親はやはり子どもより先にいなくなってしまいます。そして、人は誰しも「誰かに迷惑をかけずには生きられない」と思うんです。
なので親の役目としては、もし親がいなくなった時に我が子が
・困った時はちゃんと助けを求められるように
・困った人がいれば、できれば手助けをしてあげられるように
・生きづらさに苦しむ人生を送らなくてすむように
そんな「生きる力」は付けてあげることが大事だと思っています。
そのためにはまず、
「子どもをよく見て個性を知り、不得意なことはできるだけ乗り越えるための考え方を一緒に探し、得意なことは勇気をもってチャレンジさせてあげる」
という親の努力が必要ではないかな。とか。
tomosatoに聞きたいことあれば、コメントください!
育児に関することって正解がないし、人によって言うこともバラバラだったり、上から目線でめんどくさかったりしますよね。 だからこそ「悩む」ママが多いんじゃないかな。
私が思っていることを読んで「へー、なるほど。ちょっとtomosatoに聞いてみたいな」なんてことがあれば、ぜひお気軽にコメントください。分かる範囲で私の意見を伝えられれば、と思います。
シロウトだけどね!!!(シロウトなので難しい質問には答えられません)
ではまた!!!
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