パニック障害

パニック障害について考える(経過など)

 

一度発症するとなかなか完治しないパニック障害。
「早く治したい!!」と思ってしまいますが、それが焦りとなって逆効果になることも。

今回は、tomosato目線で「パニック障害」について考えてみます。

 

 

 

 

もくじ

そもそも「パニック障害」とは

 

 

急に不安感に襲われ、体の不調を感じます。
始まりはさまざまですが、

・手に冷や汗をかき始める
・動悸がする
・頭が真っ白になる感じがする

などを感じ始め、「えっ!?なにこれ、えっ!!?怖い!!!」と感じます。
このガクブル状態が10分程度続いてから(個人差)急速に収まってきます。

 

このような不調を感じた時点で、すでに体と心の疲れがMAXなので、数日休んだくらいでは疲れは回復しない事が多いです。
すぐ後・または数日後・数か月後に、また急に不安感に襲われます。

 

このように繰り返し不安感に襲われ、自分ではどうしようも無くなってしまった状態が「パニック障害」の状態です。
※自分で「パニック障害」だと感じても、そうではなく他の病気などの可能性もあるので、自己判断せず必ず病院へ行ってくださいね!

 

【パニック障害の発作が起きやすい状況(個人差)】

・長時間身動きがとれない状況(人が多い電車内やMRIなど)
・運転中のバイパスや高速道路など、路肩に寄せにくく逃げ場所が無いと感じる場所
・助けてくれる人が居ないなど、不安を感じやすい状況

など。

 

 

 

 

パニック障害の「メイン」は?

 

 

パニック障害と言えば、手が冷たくなって冷や汗をかいて、頭が真っ白になって動悸がして…というのが一般的ですが、そもそもそれは「パニック障害の症状」なのでしょうか?

以前、夫が胃腸炎にかかった時、このパニック障害の症状かと思うような状態になりました。

お医者さんいわく「過呼吸でそのような症状が出たみたい」との事。

実際、夫のお母さんが脳卒中で倒れているので、血圧が若干高めの夫は「もしかして!!」と焦り、かなり不安になったようです。

 

という事は、パニック障害の入口で起こるのは「過呼吸」。その過呼吸を防ぐことができれば、パニック障害って治るのでは?

実際にパニック発作の対処法として、「口元をハンカチで押さえる」などの過呼吸対策があります。

 

 

何度かやってみましたが、やっぱり不安感は抑えられず、私はこれでは解決しませんでした。(ぐぬぬ…)

 

 

 

 

不調を感じたらどうすればいいの?

 

 

体の不調を感じたら、まずは内科に行くのがおすすめです。
同時にストレッチをしたりカフェインを控える、しっかり睡眠をとるなど、リラックスして心と体の疲れを取る生活を心がけます。

しかしそれでも解決しない時は、心療内科や精神科に行ってみましょう。

少し敷居が高く感じたり、勇気が必要だったりしますが、もし何もなければそれはそれで安心でき、心が軽くなるので一度足を運んでみることをおすすめします。

薬を飲みたくないなど、要望はしっかりと聞いてくれるので安心です。
逆に無理に薬を進めてきたり、こちらの要望を聞いてくれない時は遠慮なく病院を変えましょう。

 

 

 

 

 

薬を飲まなくても治る?

 

 

個人差があると思いますが、薬を飲まずに治せる人は多いと思います。

私の母は、以前私と同じような症状がありました。
運転中トンネルに入るとものすごい不安感に襲われるとか、バスや電車に乗ると動悸がする、など。

しかし心療内科などの病院には通っておらず、(というか心療内科に行くという選択肢がそもそも無かったんだと思いますが)仕事などで運転する、用事でバスに乗るなど、頑張って耐えてるうちに治ったのだとか…

「パニック障害にしっかり向き合い、発作に襲われる自分を冷静に見つめる」という方法で治る人はかなりいるようです。

 

 

でもその方法は本当にしんどいです。
でも治るまでの期間はかなり早いと思います。
自分の力だけで治した、という自信もつくと思います。

 

 

 

 

薬を飲むという選択肢

 

 

パニック障害であれば、自分に合った薬を貰って飲み続けることになります。

私は一年半ほど飲み続け、かなり調子が良くなったので、先生と相談しながら減らして最終的に断薬しました。
が、一ヶ月経たないうちに軽い発作が起こり、あっさり薬を再開しました…

 

ゆっくりで良いので、無理せずじっくり普段の生活を取り戻したい、という人には薬の服用が良いかもしれません。
また、育児中や介護中のママには、家族に負担をかけないためにも心療内科にかかることをおすすめします。

 

 

 

 

体調不良は、改善してから初めて気付くもの

 

 

私のパニック発作は、約7年ぶりくらいに起こりました。
最初に「パニック障害」と診断されてからは、治ったと勘違いして薬を勝手にやめ、調子が悪い時もなんとかやり過ごしてきました。

しかし実際にはどんどん悪い方向へ向かっていて、バイパスが通れなくなり、近所の高架も通れなくなり…どんどん行動範囲が狭くなる始末。

そんな中、長女の初めての夏休みを迎え、疲労がピークに達したようでした。

 

 

発作は急に起こります。

なぜなら、ストレスや疲れは目に見えず、溜まっているのが分からないから。

 

 

心療内科で薬を貰い、一年ほど続けた頃にやっと気付きました。

私、ものすごく疲れてたんだなぁ…

 

体調が良くなった頃にやっと気づきましたが、発作が起きた頃は姿勢も悪く、顔も暗く、目の焦点も合ってない。
今考えると「こいつヤバいんじゃないか」と思われてもしょうがないくらいの雰囲気でした。

どうにもならない体調不良は早めに病院にかかることをおすすめします。
「何もなければラッキー」くらいの気持ちで足を運んでみてくださいね。

 

 

 

次回は、パニック障害を悪化させるもの・改善するものについて考えてみたいと思います。

ABOUT ME
tomosato
1984年生まれ。 長女ひなこ(9)・次女はづき(6)を育児中のwebライター。 骨折すらしたことがなかったのに、2017/7/10に受けた子宮頸がん検診で「高度異形成」が発覚。 2017/8/24に円錐切除術を受けました。 ・パニック障害あり(パキシル服用→減薬→現在は服用なし) ・心配性。 娘2人がメインのyoutube【ひなはづチャンネル】やってます! (チャンネル登録よろしくね) ご依頼・ご相談は【お問い合わせ】からお願いします!